2020.03.25
ホームページ制作
ホームページをリニューアルする時に必要な情報と制作前の準備
「ホームページをリニューアルしよう!」と思ったという事は、現在のホームページに納得が言っていないわけで、何かしら改善する必要がありますが、実際にどうしたらいいのかわからない場合もあると思います。
ホームページをリニューアルする前にまずは何をしないといけないのか、必要な物や手順などを解説していきます。
目次
ドメイン・サーバー情報の確認
現在のホームページの管理しているサーバーとドメインの情報が必要になります。
「サーバーは、ホームページのデータを保存しておく倉庫のようなもの」
「ドメインは、ホームページのURLの事でネットで自分のサイトにアクセスしてもらう住所のようなもの」
現在のホームページのサーバーとドメインは引き継げるのか、まずは現在の制作会社に確認する必要があります。特にドメインは現在の御社のサイト状況(検索結果)に大きく影響するので、そのまま引き継げるようにするのが、理想的です。
※現在、ホームページで商品を販売している場合は顧客データなどをサーバーのデータベースに保存している場合があります。顧客データもキチンと引き継げるようにする必要があります。
競合他社のホームページの取り扱いの現状
自分と同業種の会社がホームページをツールとして、どのように利用しているのかリニューアルする前に事前に知っておく必要があります。
これは、ホームページのリニューアルをお願いする制作会社と一緒に考えていくようにしましょう。
Googleで会社検索をすれば、星の数ほどホームページが検索結果に表示されていますが、すべての業種の会社が完璧にホームページを利用しきれてるとは言い切れません。
なので、ホームページで成果を出すのはやり方次第では、可能と言えるでしょう。
他業種のホームページも見てみる
同じ業種のホームページだけ見ていると、凝り固まった感覚になってしまうため、色んな業種がどういう風にホームページを利用しているのか調査してみるのも必要です。
これは、ホームページをデザインするデザイナーでも同じことが言えますね。
あるカテゴリのホームページばかり作っていると、ついつい視野が狭くなりがちになるので、色んな業種のホームページとWEB業界全体のトレンドを知る必要があります。
単純にGoogleで検索するのも有効ですが、他業種や他ジャンルのホームページを集めたギャラリーサイトを見てみるのもいいですね。
ikesai.com
https://www.ikesai.com/
ギャラリーサイトの老舗です。僕が駆け出しの時から使っているんで、かれこれ10年以上あるんじゃないですかね?
umeboshi-女性向けホームページ・Webデザインのギャラリー リンク集
https://www.umeboshi.in/
業種やサービスの種類で別れているギャラリーサイトは多いですが、女性向けのサイトだけを集めているので、女性向けサイトを作る際は、参考になりますね。
LP アーカイブ
ランディングページをまとめたギャラリーサイトです。
キャンペーンなどのランディングページは期間が終われば、非表示になってしまいますが、このサイトはキャプチャ画像が残っているので全体像がつかみやすいのはいいですね。
https://rdlp.jp/lp-archive
最近はこういうギャラリー系のサイトも多いですが、更新が止まっている場合もあります。
最新のWEBトレンドを知りたい場合は、更新頻度の高いギャラリー系サイトを選ぶようにしましょう。
リニューアル後の目標・イメージを持つ
ホームページをリニューアルした後に、どのように運用していくのは、非常に重要です。
「見た目のデザインが早く見たい」「早くネット上に公開したい」という気持ちを抑えて、この事前準備にはできるだけ、時間を取るようにしましょう。
目標設定をするには、ターゲット層を明確にする必要がありますが、そもそもどのジャンルのターゲットを狙っていくのかが重要になります。
(1)集客が目的の場合
「サイト経由で顧客を獲得したい」「売上をあげたい」など集客が目的の場合の目標設定は以下になります。
- お問い合わせ・資料ダウンロードの件数を増やす
- 来店・訪問予約をしてもらう
- アクセスを増やして、多くの人にサービス内容を知ってもらう
ホームページ初見の人がいきなり来店・訪問は販売店舗(例:もともと行く予定だったので、アクセス方法を調べた)でもなければ、ハードルが高いです。
また、事業内容によっては、ホームページではお問い合わせや資料ダウンロードを第一段階として、時間をかけて顧客になってもらうようにするなど、どういう流れを組むのかによってサイト構成が変わってきます。
(2)採用が目的の場合
採用が目的の場合の目標設定は以下になります。
- 自社の取り組みや仕事環境を見てもらう
- ホームページから応募してもらう
- ホームページから面接予約をしてもらう
採用系のサイトの検索結果は大手採用サイト(インディードやマイナビなど)が検索上位を締めています。
これは、飲食系で食べログなどのポータルサイトが牛耳っているのと同じように、それらにビッグキーワードで勝ちに行くのではなく、大手ポータルサイトにない情報やコンテンツを充実させることで「より詳しく知りたい」と思ったユーザー達の気持ちを満足させる内容が必要になるかと思います。
(3)販売が目的の場合
ECサイト(ホームページで商品を売る)サイトの場合は目標設定は以下になります
- ホームページで売上をあげる
- ホームページで商品を購入してもらう
- ホームページで商品について、問い合わせてもらう
「ネットでの販売は怪しい」というイメージを持たれていた時代もあるかもしれませんが、今はアマゾンやメルカリなど日用品がネットで普通に買える時代です。それだけに多くの販売店のサイトが存在するため、商品を並べていれば売れるわけではありません。これは実店舗でも同じかと思います。
確かに、家賃も殆どかからないで店舗が出せるのはネット販売の魅力ですが、だからこそキチンとしたホームページの設計が必要になります。
リニューアル後のサイトマップを作成する
目標設定ができたら、それを元にどのようなコンテンツが必要かサイトマップを作成します。
自社のホームページにはどのようなコンテンツ(ページ)が必要なのかをここで整理します。
リニューアルの場合は「このページはいらない」「このページは古いのでつくりなおす必要がある」などをまとめていきます。
ワイヤーフレームを作成する
ワイヤーフレームはホームページのデザインの下地のようなもので、家で例えると図面のようなものになります。この工程でホームページの全体像を把握して、このページからこのページを見てもらい、最終的にここから目標達成してもらうなど、情報を整理します。
1ページだけのチラシをつくるのではなく、数ページのパンフレットやカタログを作る場合、何ページでどこに何を掲載するかをキチンとまとめないといけないのと同じですね。
サイトのリニューアル期間はどれぐらい見ておけばいい??
全体の構成が完了すれば、デザインから構築という流れになっていきますが、最初の設計部分に関しては、上述したようにできるだけ時間をかけて作成することをおすすめしています。
・10ページ規模のコーポレートサイトの場合だと、1〜2ヶ月
・20ページ以上の中規模のホームページだど2〜3ヶ月
など、ページ数やホームページの規模によって期間は大きく変わります。
ですが、ホームページの運用と同じようにできるだけ「いつまでにつくる」などの目標設定もここでキチンと立てておけば、無駄に長引くことも少ないかと思います。
ホームページのリニューアルとか作成って業種によっては、通常業務とほとんど関係ないところで動かないといけないので、労力が取られるのでついつい後回しにしがちですからね…。